2012年4月24日火曜日

日米教育委員会 アメリカ入国後の案内 アメリカ生活への適応


アメリカ生活への適応

A. 時差ボケ

1.時差  

 日米間の時差は地域によって異なり、14〜 19時間(サマータイム実施中は 13 〜 18時間)の幅があります。東海岸と西海岸の間には4つの時間帯が、そのほかにアラスカとハワイに2つの時間帯が加わります。アメリカでは通常、サマータイムのことを、デイライトセービングタイム( Daylight Saving Time: DST)と呼び、3月第 2日曜日から 11月第 1日曜日まで実施されます。

 

2.時差ボケ  

 アメリカに到着後、まず体験するのは時差ボケです。時差ボケは急に違った時間帯に移り、体内時計がずれることで起こります。海外への長時間にわたる飛行などで引き起こされますが、移動する距離と進行方向により時差ボケの度合いが 異なります。本来なら昼食を取る時間が真夜中であったり、起床の時間のはずが就寝時間だったりするのです。たいていは2、3日、あるいは1週間、不調や睡眠不足が続いた後、いつもの調子に戻ります。

  時差ボケを克服するにはさまざまな方法があります。一般的なアドバイスとしては、到着したらなるべく現地時間にあわせて食事や睡眠を取るように心がける、 昼間の時間帯にはどんなに眠気が襲ってきても夜まで我慢して起きている、など があげられます。そのほかにも、散歩する、軽い運動をする、友人と出かける計画を立てる、日中はなるべく陽の光を多く浴びて体内時計をリセットするなど、日中の時間帯を行動的に過ごすことが有効といわれています。自分なりの時差ボケ解消法を見つけて、現地時間に慣れるようにしましょう。

B. 言葉の壁

 クラスルームの中でクラスメートに対して英語を使うのはまだしも、日常生活のあらゆるレベルで英語しか通用しない環境に放りこまれるのは、初期の頃は留学生にとってかなりのストレスを伴います。また、日本ではかなり英語が出来ると思っていても現実では期待ほどでなかった、聞いたことのない英語のアクセント(地域差がある)に慣れず、自信喪失に陥るなど、アメリカ滞在中には、様々な言語の壁に遭遇することが予想されます。  

 

 まず、アメリカは国土が広いので方言や独特の発音・アクセント(local accent)が存在することを理解しましょう。さらに、使用される英語のスラングや言い回しも地域や世代間、時代で異なりますので、完全に理解できるようになるには時間が必要です。また、自分の英語が通じないことにショックを受けるときもあるかもしれませんが、相手の英語にアクセントがあるように、自分の英語にもアクセントがあることに気づき、ゆっくりと相手が理解できるように発音することも大切です。

 

 その他、略語(abbreviation)が多用される、ユーモアやジョークに対して笑うポイントがわからない、などの戸惑いもあるかと思いますが、最初はわからなくて当たり前です。忘れてはならないのは、理解できないことに対して、人間は無意識に拒否感・嫌悪感を抱きがちだということ。最初わからなくても焦らないこと(自分に時間を与えること)、それから、わからないことに対して積極的に説明を請う、ゆっくり話してもらうなど意思表示をすること、間違いを恐れずに自分でもチャレンジして使ってみること。それが学習のプロセスです。

C. カルチャーショックとロールショック

   カルチャーショックとは、生まれ育った環境とかけ離れた新しい環境・文化に適応しようとする際に起こる心理的ショックです。今まで日常の生活の中で自然に培ってきた物事への対処のしかたが、通用しないのです。天候、食事、地理、人々とその地域での生活のしかたなどが真新しい世界に見えるかもしれませんし、あなたの英語が思ったとおりに通じないかもしれません。意に反して勉学、試験、提出物にプレッシャーを感じ、いわゆるアメリカ式のテンポの速い生活に戸惑うかもしれません。

  しかし、カルチャーショックは、誰にでも起こりうる自然な反応だということを覚えておいてください。これは、異文化に接した際に誰もが多かれ少なかれ経験するひとつの学習プロセスで、カルチャーショックが大きければ、それだけ異文化体験から得ることも多いかもしれません。実際にカルチャーショックに直面したときは、できるだけ長期的で広い視野から自分自身を眺めるよう心がけてください。これが起こりうることを前もって自覚し、以下にあげた症状とその対処方法を心得ておくことで、より早くアメリカ文化や社会に適応し、普通の感覚を取り戻すのに役立つでしょう。


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  ロール(社会的役割)ショックとは、あなたが日本で所属するグループ、団体(大学、会社、故郷など)がアメリカではほとんど関係ないと気付くことを意味します。たとえば、あなたが日本で名門校を卒業していたり、あるいは有名な大企業から来ているとしても、それはアメリカでは何の意味もなしません。あなたは単に一日本人学生とみなされ、学業や個人生活を通じてアメリカ人の間で新しい役割やアイデンティティーを築いていかなければならないのです。

1.カルチャーショックの症状

  留学生が経験するカルチャーショックは人によって度合いや症状が違います。下記にあげたような例がカルチャーショックと見られる症状です。

A.孤独感や(欲求)不満を覚える。神経質になり、ひどく疲れる。また、時差ボケが治っても睡眠時間が多く必要になる。

B.ひどいホームシックにかかる(日本、家族、友人などから離れて寂しく思うのは普通だが、他のことが何も考えられず、いつも手紙を書いていたり、泣いていたりするのはおそらくカルチャーショックの一症状である)。

C.しっくりこないことから、アメリカに対して怒りに似た気持ちを覚える。些細なことで、必要以上に腹が立つことがある。

D.大学で同じ日本人仲間に頼りすぎるようになる(もちろん日本人とも付き合うことは大切で、友情はとても心強いものだが、日本人だけで固まって、他のアメリカ人や、日本以外の国からの留学生との交流を避けることは、貴重な留学の経験を無駄にしかねない)。

E.「教育制度の違う国でうまくやっていけるのだろうか?」「友人や家族の期待どおりやれるだろうか?」など、アメリカにいること自体に疑問を抱いたり、学業的に行き詰まる不安を覚える。

F.英語を話すことがおっくうになったり、人と会いたくなくなる。

カルチャーショックを受け異文化に適応していく過程は諸説ありますが、よく以下の4段階で説明されます。

 1.蜜月期:到着後、数週間の間は見るもの聞くものすべてが新鮮に思える。授業が始まり、生活リズムに馴染むべく忙しくしているうち、母国を恋しく思う気持を感じずに過ごす。

 2.葛藤・闘争期:余暇を過ごす目的で渡米したのではなく、勉学を修めるために渡米したという現実と向き合い、実生活を送るということに気づく。困難に直面する場面も経験し、苛立ったり、怒る。些細なことでさえ、気に障り、アメリカ人やアメリカの習慣に対し、敵がい心を感じる。

 3.理解・適応期:時間が経過するにつれ、新しい環境にだんだん馴染み、自分自身も気づかぬうちに違和感を持たなくなっている。苛立ち、怒りなどを感じる機会が少なくなる。

 4.融合・受容期:少なくともある程度は、入学した大学やまわりの環境が自分のものに感じるようになる。心を許せる友人・知人もでき、周囲から自分が受容れられたと感じると同時に、自分自身も周囲を受容ることができてきたと感じる。

2.いかにカルチャーショックを乗り越えるか

留学生のほとんどが多かれ少なかれカルチャーショックを体験するものですが、中にはそれをカルチャーショックと自覚しないまま悩んでいる人もいるでしょう。しかし、それはいずれ乗り越えていかなくてはなりません。以下に、役に立ちそうなことをいくつかあげてみます。

A. 今現在のことだけにとらわれないこと。
アメリカには、これまでも世界中からたくさんの留学生が夢を抱えてやってきて、悩みつまずきながらも、目的を成就してきたということを忘れないでください。

B. 自分のやりとげたい目的は何かを見直すこと。
アメリカに対してあなたが感じる拒否反応は、アメリカでの現実と自分が期待していた予想とのギャップ(こんなはずではない、裏切られた)から生じたものです。もし、自分が戸惑ったり、がっかりしたりしていたら、自分にこう問いかけてみてください。「自分は何を期待していたのか?」「なぜそれを期待するのか?」「自分が期待していることは実現可能か?」。自分の期待していたことと現実との相違を明確にし、自分の望むことが実現可能か否かを客観視することができれば、現状に対する漠然とした不満もずいぶん減ることでしょう。さらに、自分がそもそも何の目的でアメリカに来たのかを思い起こして、耐えられないほどの現状なのかを見つめなおしてみましょう。


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C. 日本的価値観で物事を判断しないよう心がけること。
アメリカ人は日本人と同じ行動をとるわけではありません。頭ではわかっていても、実際に体験すると衝撃を受けるものです。国や地域によってそれぞれ違った価値観や生活習慣があり、それらは自分とは全く違った文化から生まれてきているということを心と体で理解しましょう。さらに、アメリカは移民の国ですから、アメリカ人という枠を超えてその個人のルーツによっても考え方が異なる二重三重の複雑性を有しています。日本では悪い・間違っていると判断される行為も、アメリカでは逆の受け取り方をされることがあります。自分が無意識に日本的価値観でアメリカ式のやり方の善悪を判断してしまっていないか、振り返ってみてください。自分の日本的価値観を捨てる必要はありませんが、善悪の判断をつけずに、アメリ� �式のやり方を観て行動として習うつもりでいるとよいでしょう。気持ちを大きくもって、物事や世界を肯定的にとらえられるように意識してみてください。

D. ひとり引きこもらないこと。
勉強ばかりに没頭することで自分の孤立した世界にひきこもってしまうことは、あまりよい解決方法とはいえません。一時的にひきこもることで気持ちが落ち着くこともあるかもしれませんが、長引くとさらに孤立を深めてしまい、悪循環に陥る危険性があります。アメリカでは、課外活動やボランティア活動、ホストファミリープログラム、パーティなど、大学や地域社会が提供する活動が数多く提供されていますので、気軽に参加してみましょう。最初はあまり気乗りがしなくても、徐々に友人や人脈が広がり自分の世界が広がるでしょう。好奇心をもって新しい世界に挑戦することにより、その国や人々に対する理解を深めるきっかけも作れることでしょう。

E. 健康な生活パターンを守り、気分転換を計ること。
シンプルなようですが、毎日きちんと朝起きてしっかり三食食べ、良く睡眠をとるというのは健康な生活の基本です。留学当初は、英語がわからない、時間が足りない、勉強についていく自信がない、など気持ちばかりが焦って生活パターンが乱れてしまいがちですが、この基本姿勢「しっかり食べてよく寝る」ことが出来ているか今いちど見直してみましょう。また、ストレスから常に緊張状態であることが考えられますから、軽い運動をしてみる、近くの公園などを散歩してみる、友人とおしゃべりする、音楽を聴いたり読書をしてみるなど、自分なりにリラックスできる気分転換の方法を見つけましょう。

F. 助けを求めること。
それでも、新しい環境になかなかなじめないようなときは、大学の留学生アドバイザーやカウンセリング・センターの専門家などに相談してみることをお勧めします(カウンセリングを受けることはアメリカではごく日常的です)。日本人を含むアジアからの留学生は、一般的にじっと一人で抱え込んで耐えることが多く、助けを求めることが苦手といわれていますが、他人に助けを求めるのは恥ずかしいことではありません。アメリカ社会は日本と異なり他人の顔色を見て周りが手を差し伸べてくれませんが、こちらから助けを求めれば驚くほど様々なサポートがあるものです。アメリカの大学には、留学生のための各種サポート体制がありますので、それらを活用しましょう。

もし自分で「うつ状態かもしれない」という不安・自覚があれば、迷わずカウンセリング・センターのカウンセラーと面接の約束をとりましょう(彼らはプロなので守秘義務を厳守します)。また、カウンセラーなどの専門家でなくても、自分の身近に信頼できる人がいれば、心を開いて意見を求めてみてはどうでしょう。話を聞いてもらうだけで心が楽になることもあるでしょう。

D. 逆カルチャーショック

 

 アメリカでの勉強が終わり、日本に帰国した際、逆のカルチャーショックを経験するかもしれないことを覚えておいてください。カルチャーショックが、異文化体験から何かを学ぶプロセスであるのに対して、帰国後に経験する逆カルチャーショックは、そこから何を学んだか、自分の中の価値観がどのように変化したかを理解するプロセスであるともいえます。


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  逆カルチャーショックにもカルチャーショックと似たような症状が見られます。孤独感、疲労感、アメリカに戻りたい衝動、日本に対する怒りや絶望感といった精神的なものに加えて、肉体的な症状まで伴うこともあります。逆カルチャーショックはまったく予期せぬことであるがゆえに、人によっては、この逆カルチャーショックのほうが、渡米したときに経験するカルチャーショックよりも大きい場合があります。特に、アメリカにうまく適応できた人ほど、帰国したときの逆カルチャーショックからの立ち直りが、より困難であるともいわれます。渡米したときには多かれ少なかれカルチャーショックがあることが予想されますので、心構えがありますし、大学側も留学生のためのサポートサービスやアドバイザーなどを設けて対応� ��てくれます。しかし、日本に帰国したときは、本人だけでなく家族や友だちさえも、すぐに元の生活に戻れるかどうかなどという疑問さえ抱かないため、逆カルチャーショックが起きたときとまどい、早く順応しなければならないというプレッシャーをより強く感じさせられます。
 

 

 以下に、逆カルチャーショックを克服するための対処方法をいくつかあげます。


A.日本のどのような価値観、習慣、行動様式が受け入れがたいか、留学経験を通して自分の中で何が変わったか、その変化が家族や友だち、職場の人との関係にどう影響してくるかなどを明確にする。

B.留学体験者からどのように逆カルチャーショックを克服したか話を聞いたり、経験者同士で共感できる場をつくる。

C.アメリカにいる友人と連絡をとり合ったり、音楽・本・雑誌・映画など、アメリカ文化に触れる機会を多く持つ。

D.帰国後のショックに備えて、留学中に大学の留学生アドバイザーと逆カルチャーショックについて話したり、帰国後の適応のためのセミナーなどに参加しておく。

E. 風俗習慣

  アメリカ社会はとても複雑で多様化しています。実際、アメリカ国内であっても、ひとつの地域から他の地域へ移ってきた学生がやはりカルチャーショックを受けることがあります。アメリカの生活習慣をひと言で表すことはとても難しいのですが、下記にいくつか一般的と思われることをあげておきます。      

1.あいさつ

  初対面の場合には、男性も女性もよく強い握手を求めます。"How do you do?""Good morning.""Good afternoon.""Good evening."はどちらかというと堅いあいさつです。普通はただ簡単に"Hello."または"Hi."といいます(繰り返しますが、生活習慣は、同じアメリカ国内でも地域や年齢によって違いがあります)。  

2.名前について

A.アメリカでは他の国よりも頻繁に名前(first name =ファーストネームまたは given name=ギブンネーム)が用いられます。同じ年ごろか自分より若い人に対してはだいたいファーストネームで呼んでかまわないでしょう。

 

B.自分より年上の人に対しては、ファーストネームで呼んでほしいといわれない限り Mr.、Ms.、Mrs.または Miss をつけて呼ぶのが無難です。

 

C.女性には一般的に Ms.(発音は mizz =ミズ)を使います。Ms. は結婚している、していないにかかわらず使え、また Mrs. か Miss か、わからないときにも使えます。

 

D.敬称は一般的に姓(family name, last name)につけます。

 

E.誰かを何と呼ぶべきかわからないときには、直接相手に「何とお呼びしたらよいですか。= What would you like to be called ? 」と聞いてかまいません。逆に、ほかの人があなたのことを何と呼ぶべきかわからないようであれば、呼んでほしい名前を「○○と呼んでください。=Please call me ○○.」と相手にわかるようにゆっくり発音してあげましょう。

 

F.アメリカではニックネーム(nick name)も普通に使われます。ニックネームはその人の実際の名前ではありませんが、よく家族や友人たちから呼ばれている名前です。ニックネームには名前を省略化したものがあり、たとえば Alan を縮めて "Al"、あるいは Anderson を"Andy"と呼んだりします。ニックネームは愛着を持って使われます。ただし、人によっては正式な名前で呼ばれるのを好むので、必ず確認したほうがいいでしょう。

3.招待(invitation)


電話、手紙、e-mail あるいは正式な招待状によって招待を受けることがあります。ときには口頭で簡単に"Come by and see me."や"Maybe we can get together sometime."と言われることもありますが、これらは文字どおりに受け取らないほうがよいでしょう。招待は日時や場所が決まって初めて成立するのです。

A."R.S.V.P."
フランス語で "please respond"(ご返事ください)の略です。もし招待状に R.S.V.P. と書かれていたら、招待を受ける、受けないにかかわらず、すぐに返事をすることが必要です。行けないとわかっているのに招待を受けるのは失礼です。もし都合が悪くて招待を受けられない場合は、「お誘いありがとう。でも、残念ながら伺えません=Thank you for inviting me, but unfortunately, I won't be able to attend.」といって丁寧に断ります。出席すると返事をしておいて、急に都合が悪くなった場合には、招待をしてくれた人(host, hostess)に直接連絡し、説明をしてください。正式なご招待の場合、相手への事前連絡なしに(招待されていない)知人、家族を同伴することはルール違反です。同伴したい場合、必ず事前に相手の了承を得ましょう。

B. 時間厳守
待ち合わせの場合、約束の時間を厳守しましょう。人の家を訪問する場合は、約束の時間、あるいは少し遅れて伺うのが常識で、定時よりも早く着くのは避けましょう。もし都合で30分以上遅れるようなら、必ずその旨を事前に連絡します。

C. よいゲストになる
ゲストも飲み物や食べものを持参したり、後片付けを手伝うよう、自分から聞いてみるのがエチケットです。招待するほうもされるほうも、キッチンに一緒に立つことを楽しむこともあります。泊まりがけになるときは、洗濯や食事の用意は自分でやりたい旨を伝えるとよいでしょう。

D. 感謝の気持ちを伝える
帰るときに招待してくれたホストたちにお礼を言うのはもちろんですが、後日電話でお礼を言ったり、簡単なお礼状(thank you note)を出すのもエチケットです。

4.デートと交友関係

A. 男女関係
アメリカでは女性解放運動以来、男女関係がずいぶん変わってきました。男女は同等とみなされ、男女間で友だちとして、同僚として対等に付き合います。社会制度における男女差別は法律で禁じられていますし、日常生活や言葉のうえでも性差別には敏感です。

B.デート
アメリカではデートに誘う、誘われるということは、お互いをよく知り合い、楽しい時を過ごしたいという気持ちの表れにすぎません。デートをするからといって、それがすぐに恋愛関係に発展するとは限りません。男女の交際はごく普通のことで、ときがたつにつれて友人関係や恋愛関係に変わるかもしれません。その結果、性的関係に至ることもあるかもしれません。しかし、すぐに性的関係を求めるアメリカ人という見方は、公平でも正確でもありません。

C.交友関係
アメリカでは自分の責任が問われる社会で人間関係も同様です。相手が自分のために用心や準備をしてくれたり、責任をとってくれると期待するのは大変に危険です。異性間でも同性間でも性行動における自分の健康と身の安全についてもそれぞれに責任があり、個人個人で気をつけることが大切です。しかし留学生には文化の違いによる誤解も生まれるかもしれません。困ったときは助けを求めることです。情報やアドバイスは大学のカウンセリング・サービスやヘルスセンターを通じて得られます。

5.喫煙と飲酒について

アメリカでは、喫煙について社会的に日本と比較して厳しい対応がとられています。公共の場所はほとんど、喫煙が許されていません。喫煙できるのは、自分の部屋か限定された喫煙所に限られています。レストランや空港など、喫煙が禁じられている場所では、もちろん我慢しなければなりません。また、もし喫煙できる場所であっても、「吸ってもよいですか」とまわりの人に聞いてから吸うのがエチケットです。多くの場合、ホテルでも喫煙できる部屋とそうでない部屋に分かれていますので、予約、またはチェックインする際に確認しておくとよいでしょう。寮に入る場合は、ルームメイトが喫煙者かどうか、また、部屋でタバコを吸ってもよいのか、事前にハウジングオフィスに確認しておく必要があります。また、アパート� ��契約する際にも、禁煙のアパートもありますので留意して下さい。


アメリカでのアルコール飲料の販売に関する法律は日本より厳しいものです。この規制法は各州で異なりますが、ほとんどの州では飲酒が許される年齢は21歳以上と決められています。規定年齢に満たない場合にはアルコール飲料を買うこともできませんし、アルコールを扱うバーやダンスクラブなどの場所に入ることもできません。規定年齢以上であっても、実際の年齢より若く見られる場合は(日本人はときとして若く見られる傾向がある)、学生身分証、運転免許証、パスポートなど、年齢を証明できる写真付きのIDを見せなければなりません。各州のアルコール規制法を調べてください。

アルコールを飲んだ場合には、どんなに近距離であっても絶対に運転してはいけません。アメリカでの飲酒運転に関する罰はとても厳しく、見つかれば収監されることもあります。

 

喫煙と飲酒の習慣はアメリカ人の間でもずいぶん違いがあります。家庭によっては、さまざまな理由から、アルコールやカフェインが入った飲み物は一切出さず、家の中での喫煙も認めないことがあります。もし、どこかの家庭に滞在したり、ホストファミリーを持つことがあれば、喫煙と飲酒についてたずねておいてください。また、宗教関係の大学では、喫煙と飲酒が厳しく規制されるところもありますので、事前に調べておくことが必要です。



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